第15話 「君に恋してる…(後編)」

*二度目の恋 君に逢いたくて…第15話



結局ローリーの策略通り、4人でレストランにやって来た二組のカップル。
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さあ、ここからがローリーの腕の見せ所だ!



「へえ~あんたにしてはずいぶん気の利いたレストランを選んだじゃん♪」
「まーね…」
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(ケッ!な~にが気の利いただよ!結局ついて来やがって!ぜってー後でまいてやる!)




「このみちゃん、何か飲む?」
「え?」
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「お酒?それともノンアルコール?取って来てやるよ」
「いえ…私は…いりません…」



「じゃ私達と同じ映画を見てたのね。とっても素敵だったわよね?亮さん♪」
「あ、ああ…」
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「うふふ…。亮さんったらすっごく紳士なのっ!
私をさりげなくエスコートしてくれるのよ~♪ 誰かさんとは大違い」



(誰かさんって誰だよ。
俺だって今日は紳士的にエスコートしたっつんだよっ)←泣きっぱだったくせに。
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って言うか、なんで亮とローリー?ま、俺には関係ねーけど)



(しっかしあの胸…)
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(見えるっつーの!)



ジー…
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(スタイルがいい事だけは認めるけどよ…)



と、ローリーの胸元をジッと見つめるゴルゴ。



(はっ…)
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(見るなっ!……俺っ!)



(マジでデートだったんだな…。ゴルゴの奴…こんな店に予約入れやがって!)
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(しかも何だよ、あのカップル)



(目の前でイチャイチャしやがって。魂胆が見え見えなんだよっ)
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(どうせあれだろ?ゴルゴもあのカップルのように飯食った後、ちょっと向こうのベンチへ…
とか言って…あんな事やそんな事を…)



(あ、かなりムカっ腹立ってきた)
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(クッソ~~!絶対に邪魔してやるっ!
バーカ、どんな事があっても二人っきりになんかさせないもんね~)



(さあ…この後が問題ね。どうしよっかな…。もうちょい亮さんにしなだれかかって
このみを刺激しちゃう?)
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(そうね…その方がいいかも知れないわね…。よーし…後でダンスにでも誘おう)



(亮さんたら…なによ…ローリーと楽しそうに映画を見たんじゃない…。
もしかして映画館の中でキス…とかしちゃったりなんかしたの?)
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(…キス…?…ローリーと亮さんが?…そんなの…そんなの…)



「あ~もうお腹いっぱい!美味しかったわ~」
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(だから見るな……俺っ!)



「さ~てと、…亮さん、私と一緒に踊っていただけませんか?」
「え?」
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「ね?踊りましょうよ!」
「いや…でもさ…」



「いいから行きましょうよ!早く」
「ローリー…」
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「………」



「じゃ俺らも行こうか?」
「え…」
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「ダンス。行かない?」
「…でも…」



「いいから行こうぜ!」
「あの…」
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「ほらほら、立って」
「ゴルゴさん…」



(よーし…ここいらで愛の告白だな。いい雰囲気になったところで愛を囁けば…)
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(んで決め手は奥のベンチへ連れてって……。ムフっ♪)



「ロ、ローリー…ちょっとくっつき過ぎじゃね?」
「よく言いますよ。この間はこのみと、もっとくっついて踊ってたくせに」
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「あ、やっぱ分かった?」
「すぐに分かりましたよ。もうちょっとだけ私に付き合って下さい。
それより亮さん。どうしてこの間の夜はこのみを押した倒さなかったんですか?」



「は?」
「ガバっといけばよかったのに。そしたらこんなまわりくどい事をしなくても済んだのにな~」
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「まわりくどい事?」
「そうですよ。このみみたいなタイプはね、チマチマやってたんじゃ駄目なんですよ。
ガバっと行って、さくっとやって、ギュッと抱き締めればいいんです」



「さくっと…いや…ゴニョ…俺はもっと時間かけて…
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「いいですか、今夜はさくっとやっちゃって下さいよ!」
「えーと……そうね…さくっとね…いいかも?」



(って言うか…なんであの二人まで踊ってんだよ……。
ちょっとくっつき過ぎだろ?ゴルゴの奴…変なとことか触ってねーだろーな…)
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(ローリーの言うとおりだ…。やっぱさくっと押し倒しちまえばよかった…)



(あの二人…ちょっとくっつき過ぎじゃない?ローリーもローリーよ!
あんな胸をもろに出した洋服でくっついちゃって!)
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(亮さんもなんだか嬉しそうに見えるわ…。……なんか…ムカツク…っ!)



「………」
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「………」



(私ったら…本当に何をやってるんだろう。こんなとこで何を…)
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(やだ…涙が出そう…。もう嫌だ。帰りたい。もう見たくないよ。あんなの…見たくない…)



「あの…ゴルゴさん…」
「…ん…」
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「わ、私もう…。曲も終わったしそろそろ…」
「嫌だ…。離れたくない…。もう接着剤でくっつけちゃったもんね~」



「え?あの…接着剤…?」
「冗談だよん(笑)それぐらいしたいって事。
このみちゃん…あのさ…さっき言おうとしてた事の続き…。向こうのベンチへ行かない?」
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「え?いえ…あの…」
「でも今の方がいいかな…。ちょうど耳元で囁けるし…。
このみちゃん…俺さ…俺…初めて会った時から君の事がさ…その…君の事が…好…」



「ゴ、ゴルゴさん!わ、私帰ります!」
「え?帰るって……なんで?って言うかまだ話が…」
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「ごめんなさい……もう帰りたいんです…」
「えーと…どうしたの?」



「いえ…ただ…疲れちゃったから帰りたくて…」
「疲れちゃった…?…そっか…。じゃ送って行くよ、待ってて」
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「大丈夫です。一人で帰りますので…。ほんとうにごめんなさい…」
「でもさ…」



ダッ
「ごめんなさい!」
「って、え?」
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「ちょ…このみちゃん!」



(バカ…っ!私のバカっ!)
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(亮さんとローリーのデートを見てもしょうがないのに…しょうがないのにっ!!)



「おい、ゴルゴ!てめー!このみちゃんに何したんだよ!」
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「なんもしてねーよ!急に帰るって言い出したんだよ!っていうかなんでお前が怒ってんだよ!」



「クッソ~!このみちゃん!」
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「って、…おい、亮!待てよ!」



ダッ!
「待てって!亮!」
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「ちょ…ちょっとゴルゴ!待ちなさいよ!誰がここのお勘定払うのよ!ちょっと!」



(もう何もかもが嫌だ…っ…すっごく嫌!)
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「このみちゃん!」



「亮!」
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(なんで亮が追いかけてんだよ!それは俺の役目だっつーの!
と言うか俺…なんか悪い事したっけ?)



(ひ~~金払わないで出て来ちゃった)
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(しかもなんで私まで走ってんの~!酒がまわるってーの!)



「このみちゃん!ちょっと待って!」
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(なんで亮さんが追いかけて来んのよっ!もうほっといて欲しいっ)



「このみちゃん!」
「亮さん!私帰りたいんです!」
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「ちょっと待てって!」
「か、帰らせて下さい…」



「ゴルゴになんかされた?」
「い、いえ…そんなんじゃ…」
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「じゃなんで?」
「…もう…嫌…」



「…嫌?」
「もう嫌なんですっ…ヒック…ヒック…」
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「何が嫌?」
「りょ、亮さんがローリーと抱き合うのを見るのが嫌なんです。すっごく嫌!」



「だからもう帰ります!さよなら!」
「あ…」
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「このみちゃん!」



(って……俺がローリーと抱き合ってるとこを見るのが嫌…?)
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(と言う事は…)



「おい、亮!なにがどうなってんだよ!」
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「おい!返事しろよ!」



「このみちゃん、待って!」
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「って…亮!…だからまた走るのかよ!」



(ひ~~)
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(ゲロる~~!)



「待てって!」
「嫌です!」
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「このみちゃん!」
「やっ…!」



ヒック…い、嫌です…エッエッ…」
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「さっき言った事ほんと?俺がローリーと抱き合うのを見るのが嫌だって…」
「…エッエッ…」



「俺も嫌だ。君がゴルゴと踊ってるとこなんか見たくない。この間言ったろ?俺は君が…」
「嘘よ!だって亮さんはリンダの事をまだ忘れてない!」
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「違う!それは…」



「おい!亮!なんでこのみちゃんを泣かせてんだよ!」
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「うるせーお前は黙ってろ!」



と、言った瞬間、間の悪い事にツルルルル♪と亮の電話が鳴った。



「黙ってられっかよ!なんでこのみちゃんが泣いてんだよ!って言うかお前の電話鳴ってるぜ?」
「あ?」
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「電話。さっきからガンガン。そっちのがうるせーっての」
「気にすんな」



「気にするよ!いいから早く出ろよ!」
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「だから気にす……ああ!分かったよ!」



「ったく!誰だよ、こんな時に!」
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ピッ



「このみちゃん…大丈夫?具合でも悪くなった?」
「…ヒック…そんなんじゃありません…」
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「俺が送って行くよ。帰ろうか…」
「…いえ…ひ、一人で…」



「んだよ…ジーンか…。後にしてくれよ…今取り込み中なんだ」
「だから後でかけなおすって!」
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「なんだよ!子供が出来ない?んな事知るか!」
「あんなー!お前らはやり過ぎなんだよ!」



「ったく!一度しか言わねーからよく聞け!」
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「いいか…」



「溜めてから一気に放出しろ!」
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「じゃあな!」



ガチャ!
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ツーツーツー



「何…だと…?溜めてから一気に…?なるほど…そう言う事だったのか…。
俺とした事が…やり過ぎだったんだな…」
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「よーし…ちょっと禁欲生活を続けてだな…んで一気に放出だな…。
しょうがない…ちょっとの間我慢するしかねーな…」



カチャ
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「ジーン!見て~~♪」
「あ?」



「うふふふ…どう?」
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「…どうって…」



「あのね…たまにはこう言うのもいいかなって思って通販で買っちゃったの♪」
「…へえ…」
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「だ・か・ら~今夜は…ね?」
「…いや…今夜はだな…その…ゴニョ…溜めないといけないから…」



「え?今夜はダメなの?疲れちゃった?」
「い、いや…その…」
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「え~~じゃなんで~?あ、ジーン、こう言うの嫌いなの?」
「えーと…」



「嫌い?嫌いなの?」
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「ううん、大、大、大好き」キッパリ!



「じゃ早く来てよ~♪」
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「はーい♪」



(禁欲は……明日からだ!)
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たぶん明日も禁欲は無理くせージーンであった…。



「さ、行こう」
「いえ…ほんとに一人で大丈夫ですから…」
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「大丈夫じゃないって。いいから、行こう」
「はい…」



「このみちゃん!ちょっと待って!」
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「頼む…俺の…俺の話を聞いてくれ…。
俺は…確かに昔はリンダに惚れていた…。…ずっと何年も忘れられなかった…」



「は?亮、お前、何言ってんの?お前の昔の恋愛話なんて聞きたくもないっつーの」
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「いいからあんたは黙ってな!」
「…はい?(てかさっぱり意味が分かんねー)」



「今もリンダの事は好きだ。
でもそれは君に対する感情とは違う。今はもう…そんな感情じゃないんだ…」
「嘘よ…」
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「嘘じゃない。俺は…ずっと君の事ばかり考えてた…。再会してからずっと…
君と会うのが楽しかった…。いつの間にか俺は君を…」



ダッ!
「嘘よ!」
「嘘じゃない!」
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「リンダの事をあんなに思ってたのに簡単に忘れるはずない!」
「俺は君に恋してる!」



「君に恋してるんだ…」
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「だから…行かないでくれ…」



(…あれ?)
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(なんか…変じゃね?)



「こっち向いて…」
「亮さん…」
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「俺は君を誰にも渡したくない…」



「私を…誰にも…?」
「ああ…渡さない…」
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「もちろん…ゴルゴにも誰にも…」



ギュッ…
「君が欲しい…君が欲しくてたまらなかった…」
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「亮さん……亮さん!エッ…エッ…



ボーゼン
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(えーと……なんかのドッキリ…とか?)



チラッ
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(あーあ…最悪の状況…。
いっくらなんでもこれはキツイよね…。だから回りくどい事しなきゃいいのに…)



「信じていいですか…」
「ああ…信じてくれ…。って言うか君の返事は?俺まだ聞いてないけど?」
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「わ…私ですか…?」
「うん、君の返事」



「し、知ってるくせに…」
「教えて?」
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「い、意地悪なんだからっ」
「俺は意地悪だよ。だから言いなさい」



「私は…私は…」
「私は…?」
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「私は…」



ギュッ…
「私も……亮さんが好き。…好きです…」
「いい娘だ…」
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「ずっとその言葉が聞きたかった…聞きたかったんだ…」



(なんだ……これ…)
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「ゴルゴ…」



「………」
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「………」



「えーとさ…」
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「コホン…」



「はっ!」
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(やっべー…ゴルゴもいたんだった…。かなりマズイよな…)



「あの…ゴニョ…このみちゃん…」
「はい…?」
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「あのさ……ゴルゴ…とか居たりなんかしちゃったりすんの…知ってた?」
「え?………あっ!……」



「俺…いま振り向く勇気ない…かも?   君は………ある?」
「……私もありません…」
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「だよねー……はは…は…」



「亮さん…ど、どうしよう…」
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「どうすんべ?」



と、ようやく現実の世界に戻ってきた二人。



「って言うかさ…」
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「うちら無銭飲食なんだけど…」



そしてもっと現実的な事が待っていた4人であった…。
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続き、第16話へ 「天国&三途の川までGOー!」
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